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今は『お金』よりも『コミュニティー』の方が強い

2018.03.09 / 西野亮廣エンタメ研究所

昨日は、滋賀県での講演会終わりで京都に移動して京都で映画『えんとつ町のプペル』の宣伝会議。

映画『えんとつ町のプペル』の宣伝を強化する為に、まずやらなきゃいけないことは、宣伝会議に参加する人達のインセンティブ(報酬)をデザインすることだと僕は思う。

「プペルの宣伝に参加をしたら得をする」というデザイン。

一番分かりやすいのは『給料』なんだけれど、あまりにも刹那的だ。

もっともっと長期的に見た時に、(ホームレス小谷のように)いつでもお金が作れる身体をプレゼントしてあげた方が、参加者の幸せに繋がる。

「その答えは一体何なんだ?」と掘り下げて考えた時に、やっぱり、どんな仕事をしていようが『集客』の問題は外せない(『集客』ができなくなった瞬間に食いっぱぐれてしまう)ので、『集客ができる身体』をプレゼント…つまり、『参加者同士の横の繋がり』をプレゼントしようと思った。

「○○さんが喫茶店をオープンしたから、今度、皆で行こう」となるような。

となってくると、宣伝会議の会場は「横の繋がりができやすい会場」を選んだ方がいい。

昨日の会場は、大学の講堂のように机が何列も並んでいて…という作りだったけれど、これだと『僕 対 参加者』になってしまうので、参加者同士の繋がりが生まれにくい。

結局、昨日は、すぐにその形を崩して、4グループに分かれて、「ああだ、こうだ」と話し合い、最後に、グループごとに広告戦略を発表した。

映画の素材などが揃ってきたら、ゆくゆくはスクリーンを使って発表することにもなるので、昨日のような会場も有効的かもしれないが、今は、横の繋がりを作ることに特化した方がいいと思う。

これは、オンラインサロンにも同じことが言えて、僕が一方的に発信するようでは、脆弱だ。

ときどき、このエンタメ研究所から派生して、僕のいないところで、『ボートゲーム部』や『バスケットボール部』みたいなのが立ち上がっているが、ああいうのがイイ!

時代はまた変わるだろうけれど、とりあえず今は『お金』よりも『コミュニティー』の方が強い。

あえて下品な表現をすると、『コミュニティー』さえあれば、『お金』を作ることができる。

まぁ、これに関しては普遍だよな。昔から、そうだ。

映画『えんとつ町のプペル』のラストシーンは、えんとつ町の貧乏ゴロツキ集団の「煙突掃除屋」達が一斉に声をあげて、権力に立ち向かうんだけれど、今やっている活動とダブる。

昨日の宣伝会議に参加されていた主婦の方が「ディズニーを倒しましょうね」と言っておられて、グッときた。

時代の変わり目の定番の景色なんだろうな。

https://youtu.be/o2PEvW14ZY8

https://vimeo.com/616492337/266d3f0380

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