おはようございます。
日曜日の今日は仕事のゴリゴリした話をお休みして、ただの日記をお届けしたいと思います。
日曜日
朝っぱらからソロバンをはじいております。
今朝は主に舞台『テイラー・バートン』の件で。
#偽物のテイラー・バートンNFTが完成しました
→https://www.picture-book.jp/projects/taylorburton/rewards/35456
エンターテイメントの世界は華やかに見えるのかもしれませんが、その裏側は泣けちゃうほど地道な作業の連続で。
「予算」の話でいうと、僕を含む全てのクリエイターは、クリエイティブ活動を続ける以上、予算の問題から解放されることは未来永劫ありません。
ウォルト・ディズニーであろうと、宮崎駿であろうとです。
個人的にはオリエンタルランド(東京ディズニーランドを作った人達)の物語が好きで、あの一大テーマパークを作るために彼らは日本中を飛び回って(時には農家さんの自宅まで行って)、「お金を貸してください」と頭を下げまくって、どうにかこうにか予算をかき集めたんです。
潤沢な資金があったからディズニーランドを作れたわけではなくて、スタートは僕らと同じなんです。
シルク・ドゥ・ソレイユの創設者もそうだし、繰り返しますが、ウォルト・ディズニーなんて、朝から晩までお金の問題に頭を悩ませていました。
見る人によっては、「金の亡者」に映るのかもしれませんが、僕に言わせると彼らこそが「クリエイティブに執着している人」で、自分の夢を実現する為に、なりふり構わず走り回るそのピュアな姿には尊敬しかありません。
#このへんが上手く伝わらない
日本だと「お金」の問題を後回しにしているクリエイターが「職人」として崇められがちですが、僕からすると“凄み”を感じなくて、僕は彼らを「素人・専門学校生」に分類しています。
お金の問題に対しての得意不得意はあって当然だと思いますが、「自分(チーム)の能力を最大化する為の努力ぐらいしろよ」と思っています。
そんなこんなで朝からソロバンをはじいて、「次はどんな手を仕掛けてやろうかしら…」と戦略を練っています。
気がつけば、こんな時間。
ジムに行かなきゃ。
#みんなのダイエット報告部
ここ数日、ものすごいスピードで舞台『テイラー・バートン』の資金繰りの手を打っています。
西野亮廣が「絶対に勝ちきる!」と決めてハンドルを握った時点で、すでに目処は見えていますが、あのままプロデューサーのバトンを受け取らなかったら、主催のCHIMNEY TOWN USAは多額の負債を背負って倒産していたと思います。
ベンチャーのクセに僕らが仕掛けるお仕事は一つ一つが本当に大きくて(大手事務所が仕掛けるプロジェクトよりも大きくて)、丁寧に丁寧に準備をしないと一瞬で潰れてしまいます。
会社にセカンドチャンスは無くて、倒産したら最後、スタッフは散り散りになり、ぺんぺん草一本も生えません。
なんなら、スタッフと、スタッフの家族から死ぬほど恨まれます。
「西野亮廣の後輩」って色々難しいんだろうなぁと思います。
「西野亮廣」や「関連作品のIP」というアドバンテージをフル活用できるので(※それは使った方がイイ!)、大きくて出れる一方、「なんとかなるっしょ!」と気持ちまで大きくなってしまう。
彼らからは「2~300万円ぐらいは、なんとかなる」という“常識外れのウカツさ”が常に漏れていて、いつも恐怖心が不足しています。
皆さんからすると、「アンタ、200万円って、どんだけ大金やと思てんの!お金のことナメたらアカンで!なんで10円単位で計算&毎日告知をする西野亮廣の近くにいて、そんな仕上がりなのさっ!」というモヤモヤがあったりするのかもしれませんが、こればっかりは「西野亮廣の後輩」になってみないと分からないのかもしれません。
#僕にも分からない
すぐ近くで「スイスイと難関を突破している西野さん」を見ると、自分もイケる気になってしまうのかもしれません。
#一度出向してみるのもイイかも
ただ、彼ら(後輩)のことを「無能」だと思ったことは一度もありません。
他所にいけば、いくらでもエリート社員をやる腕は持ち合わせています。
ただただ「西野亮廣や、西野亮廣のまわりのスタッフと働くんだったら、そんなんじゃ足りねーぞ。ダラダラしてないで、とっとと強くなれよ」というだけの話です。
CHIMNEY TOWNという会社は、若手に実力不相応の挑戦をさせるので、若手はしばしばズッコケます。
今年の春に話題になったCHIMNEY COFFEEもそう。
代表の山邊が「これがヒットしたら、うまく回る」という希望的観測のもと、博打のような経営をしていたので、気がつけば大きな負債を抱えていました。
スタッフの人数と、仕掛けている打ち手の内容が怪しかったので、ある時、「会社のお金、大丈夫?」と質問したのですが、「大丈夫です!」と山邊。
蓋を開けてみると「(○○がヒットしたらお金が入ってくるので)大丈夫です!」でした。
#それは大丈夫とは言わないぞ
おかげで、CHIMNEY COFFEEチームは一旦解体して、山邊はメンタルがやられて、休養に入りました。
今は、CHIMNEY TOWNの代表の柳澤が経営で入ってくれて、「無駄なものを切って、当たり前のことを当たり前にする。博打はしない!」という方針で進めてくれて、赤字経営だったCHIMNEY COFFEEは僅か2ヶ月で黒字回復を果たしました。
#鮮やか
「コーヒーが美味しい」「立地がメチャクチャ良い&家賃がメチャクチャ安い」「ECで売れる」…CHIMNEY COFFEE は、この奇跡のような三つを持ち合わせているので、当たり前のことを当たり前にするのが一番です。
今回は、CHIMNEY TOWN USAの瀬戸口も、CHIMNEY COFFEEの山邊も、頭が冷えたのではないでしょうか。
「そうだよな。派手な施策に走らず、キチンと準備をして、当たり前のことを当たり前にやっていれば良かったんだよな」と。
#凡事徹底だって言ってるだろ
後輩を見る度「本当にバカだな」と思ってばかりです。
だけど、どんなバカでも、僕の後輩には変わりなくて、CHIMNEY TOWNが仕掛けるエンタメに惚れてウチに来てくれた奴らなので、僕から見捨てることはないし、そして、もう1つ、ズッコケた後に立ち上がるチャンスは与えてやりたいなぁと思います。
#面倒くさいけど
一昨日、CHIMNEY COFFEE代表の山邊と3ヶ月ぶりに会いました。
メンタルが回復したそうで、二人で呑みに行きました。
山邊は、自分のバカのせいで、本当にたくさんのスタッフを傷つけてしまいました。
人生が変わったスタッフもいたでしょう。
山邊は、その人達一人一人に謝りにいかなきゃいけないし、他人の人生を振り回してしまった十字架は背負い続けなければいけません。
ただ、一度ズッコケた人間が立ち上がるチャンスを奪う権利は誰にもなくて、さっき、「会社は潰れたら、やり直しが許されない」と言いましたが、一方で、「潰れてしまったチームメンバーのやり直しを許すために会社がある」と思っています。
「会社」や「チーム」はそういう場所だと思っています。
山邊は今日から職場復帰するそうで、復帰一発目の仕事は「西野のBBQ大会の付き添い」です。
リハビリもいいとこだな(笑)
#そんなの仕事じゃねーからな
山邊は本当にバカですが、また一緒に働くことができて嬉しいです。
お帰りなさい。
西野亮廣(キングコング)
#この曲いいよね ↓
https://youtu.be/RVpHECdjRFs
【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
【追伸②】
舞台『テイラー・バートン』(脚本・演出 西野亮廣)のオンライン配信チケットはコチラから
→ https://chimneytownusa.zaiko.io/e/tayler-burton
#映像はメチャクチャ作り込みます
\公式LINEができました/
▼西野亮廣 公式LINEはコチラ↓
https://lstep.app/q7b4Mlz