バックエンドの“取りこぼし”を潰せ

投稿日：2023.10.26 / 西野亮廣エンタメ研究所

#サービス設計・提供者へ #星の絨毯

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。

おはようございます。
恐ろしいことに、まだ『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』のダンス練習をしていないキングコング西野です。
#明日絶対にやる

さて。
今日は『バックエンドの“取りこぼし”を潰せ』というテーマで、冒頭でサクッとメッセージ(今日の本題)を伝えた後に、後半は具体的な話をしたいと思います。

ゴッリゴリのビジネス論ですわ。
　
　

自分のバックエンドをリストアップしろ
　

西野の話によく登場する「フロントエンド」と「バックエンド」。
その意味は…

①フロントエンド=集客してくれる商品(利益率が低い商品)
②バックエンド=利益を生んでくれる商品(利益率が高い商品)

ぐらいで捉えておいていただければ大丈夫だと思います。

マクドナルドでいえば、①は「ハンバーガー」で、②は「コーラ」。
吉野家でいえば、①は「牛丼」で、②は「コールスロー」や「お味噌汁」。

みたいな感じです。

※厳密に言えばマクドナルドの②は「不動産」だったりしますが、話が長くなるので、ここでは割愛させていただきます。

仕事柄、いろんな会社、いろんなサービスに携わらせていただく機会・相談を受ける機会があるのですが、(※『ニシノコンサル』が新たに出ました→ https://chimneytown.net/collections/consult )、「フロントエンドで利益を作ろうとしてしまっている会社やサービス」が結構あります。

「バックエンド(の選択肢)があるのに」です。

非常に勿体ない設計になっちゃっているのですが、「自分のバックエンドに気づいていない」というケースが少なくありません。

たとえば、「占い師」のバックエンドは何か？

あなたが占い師だったら、何をバックエンド商品にしますか？

グッズ？
オンラインサロン？

…いろいろ手はあると思うのですが、一番強いのは「真実のデータ」です。

「真実のデータ」というのは、「年収」「年齢」「恋愛事情」「仕事事業」…などなど。
占いに駆け込む人は、ここの嘘をつかないので(ここで嘘をついてしまうと意味がないので)、占い師には「真実のデータ」が集まります。

このデータは、商品開発をしているあらゆる企業が喉から手が出るほど欲しているもので、占い師をやるなら「鑑定料」をできるだけ安くして、「真実のデータ」を高値で企業に売るのも一つの手です。

フロントエンドが「占い」で、バックエンドが「データ販売(B to B)」という設計ですね。

ちなみに、講談師(講釈師)のバックエンドは、いつもの舞台出番ではなく、社長や政治家が社員や支援者に聞かせたい「一代記(その人物の半生を語る)」で、これもB to Bなんです。
#意外と知られていない

繰り返しますが、仕事柄、いろんな会社に携わらせていただく機会・相談を受ける機会があるのですが、自社のバックエンドに気がついておらず、「フロントエンドで利益を作ろうとしてしまっている会社」が結構あります。

なので、「自分達のバックエンドって何だっけ？」のミーティングを開いて、キチンとバックエンドをリストアップ(チームで把握)しておくことがメチャクソ大切です。
#すぐにやってください
　
　

『星の絨毯』project
　

CHIMNEY TOWNのバックエンドは色々あるのですが(エンタメ単体だと基本赤字っす)、その中でも大きいのが「to VIP」です。

明後日開催される『えんとつ町の踊るハロウィンナイト@幕張メッセ』でも、国内外から400名近くの経営者&VIPにお越しいただけるのですが、「ライブに400名のVIPが足を運ぶ」という環境は、どこを探してもありません。

『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』で提供されるシャンパンがすでに50本売れているのですが、これなんて、まさに。

バンドザウルスシャンパン『HAKUA』
https://www.picture-book.jp/projects/bandsaurus-champagne

今回は「経営者ラウンジ」と「VIPラウンジ」を御用意させていただいているのですが、「そこに経営者・VIPを集めて、サヨウナラ」なんて機会損失もいいとこで、「ココ(VIPの待ち合わせ場所)こそがCHIMNEY TOWNのバックエンドなので、ここは取り零さすにいこうね」という話をスタッフにしています。
#黒西野

そんなこんなで、今は『えんとつ町の踊るハロウィンナイト』の経営者ラウンジ&VIPラウンジで流す『星の絨毯』(ゴルフ場のVIPラウンジ)のCMを作成中でございます。

経営者ラウンジ&VIPラウンジで、『星の絨毯』が一つでも売れたら嬉しいな…という下心です。

これも、CHIMNEY TOWNのバックエンドを明らかにしていなかったら、普通に流れてしまっていた企画なので(※スタッフからは「ラウンジで商品を売ろう」という案は出てこなかったので)、やっぱり、チーム全体で自社のバックエンドをリストアップするミーティングは開いた方が良さそうです。

今一度、自社のフロントエンドとバックエンドを整理してみてください。

ちなみに「『星の絨毯』を買うっ！」という方は、希望日が埋まる前に、こちらの記事のコメント欄までお申し出ください。

現場からは以上です。

【追伸①】
「 https://salon.jp/nishino 」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。

【追伸②】
《大阪平野の夜景を一人占め》HIBARI GOLF(宝塚市)のVIPラウンジ『星の絨毯』(2024年9月オープン)の【年間3日×7年分】の貸し切り利用権(税込330万円)をお求めの方はコチラまで。
↓↓
https://support.chimneytown.com/hc/ja/requests/new