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ニシノコンサル氏の打開策

2019.10.14 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
平熱が34度台なので、37度に突入した時は、皆さんの38度か39度に相当するぐらいのツラさがあるのに、そのツラさが伝わらなくて悔しいキングコング西野です。

さて。

今日は「タメになる話」ではなく、書き留めていたアイデアメモを読めるように加工して、皆さんに共有したいと思います。
先日、香川県で開催された講演会の打ち上げで(※打ち上げの参加は講演会のオプションではありません。。)、飲食店を経営している主催者さんから「飲酒検問が厳しくなってから、香川の居酒屋の集客(売り上げ)が落ちているんです。そんな中、僕、『スナックCandy香川店』を出したいんですけど、どうしたもんですかね?」というご相談を受けました。

相談を受けた以上は、明確な打開策を出さないと気が済まないのがニシノコンサル氏。

まず思ったのは、「…てことは、飲酒検問が厳しくなる前は、香川の人達は車で居酒屋に行っとったんかい!」なのですが、それは昔の話なので(今はもう改善されていることなので)ツッコミを入れるのは止めておいて、とにもかくにも、車社会の香川県で飲酒検問が厳しくなってからというもの、皆、家でお酒を呑むようになったそうです。

ポイントは、「呑む場所が店から家に変わっただけで、あいかわらず、お酒は呑んでいる」という点です。

「お酒を呑まなくなった」であれば、すこし難しい問題ですが、今回はそうではありません。

要するに、「家→呑み屋」「呑み屋→家」の“移動の問題”さえクリアすれば、相談者さんが新しく始められる「スナックCandy香川店」を盛り上げることができそうです。

…どうしたもんですかね?

皆さんも一緒に考えながら、この記事を読み進めてください。

まず、アイデアを出すからには、問題が起きる前よりも良い状態にする(=昔よりも香川県の居酒屋の売り上げを伸ばす)アイデアを出したいものです。

そして、年間100社近くのコンサルをしているニシノコンサル氏は、よく知っているのですが、相談者は「(自分がいる)業界を盛り上げたい!」と言ってきますが、本音の本音の本音を掘り下げると、「業界よりも前に、自分の店を盛り上げたい!」が出てきます。

「自分の店が盛り上がった上で、ついでに業界も盛り上がれば嬉しいな」が相談者の本音です。

これは、あさましいコトでも何でもなく、生きていかなくちゃいけないし、養わなきゃいけない家族もいるので、当然だと思います。

香川の呑み屋さんの相談の答えとして求められていることを整理すると、

① “移動の問題”を解決する。

② 相談者の店の売り上げを伸ばす。

といったところでしょうか。

これらを踏まえてニシノコンサル氏が提案したのがコチラ↓
「スナックにタイヤをつけて走らせればいいんじゃね? 空港や、家の前までスナックが迎えに来てくれたら最高だし、呑んだ後に、ホテルや家までスナックが送ってくれたら最高じゃん。

外観(車体)を見栄えするデザインにすれば、移動中、ずっと店の宣伝になるから、宣伝費はゼロ円。

家賃を払うぐらいなら、車のローンにまわした方がよくね?」

自分で話していて「いいなぁ」と思ったのは、『走るスナック』は東京や大阪では出ない(必要じゃない)アイデアであったこと。

どこへ行くにも距離があって、メインの移動手段が『車』である香川県だから出てきたアイデアであったということ。

アイデアを出すときに僕が一番気をつけているのが、こういった「文脈」で、前後の流れに無理がある“取って付けたアイデア”は脆弱で、地の利(シチュエーション)が味方になるアイデアが好きです。

はてさて、香川県に「走るスナック『Candy』」は誕生するのでしょうか?

昨日、スタッフに聞いたところ、「今、ベースとなる車を探しています」とのこと。

どうやら、本気みたいです(笑)

現場からは以上でーす。

 

【追伸】

オーナー様へ。

デザインの参考となるようなイメージ画像を数枚貼っておきます。

完成したら必ず香川に行きますので、スナックで空港まで迎えに来てください。







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