僕らのエンターテイメントが300年間続くシステムを作る

投稿日:2020.11.23 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


見出し画像おはようございます。

テレビ東京の方(@ゴッドタン)に「いつも僕のモザイクが肛門ギリギリなんですけど(見えかけているんですけど)、あれは大丈夫なんですか?」と質問したところ、「西野のお尻は肛門ギリギリまで綺麗だから大丈夫」と返ってきたキングコング西野です。
#そういう問題らしい

さて。

今日は『僕らのエンターテイメントが300年間続くシステムを作る』というテーマでお話ししたいと思います。

先に白状しておきますが、皆様の活動には、ほぼ転用できない話です(笑)
#ハズレ回です

 

泣いても笑っても死ぬ

デビュー前から爆発的に売れたキングコング西野は「後続に夢を見させるのも仕事のうちだ」と、(当時は)さして興味もなかったアメ車(マスタング@1967)を購入。

20歳そこそこのデビュー間もない若手芸人がアメ車で劇場入りするという「新庄剛志」をやっておりました。
#新庄剛志は動詞

ある日。

いつものように車で仕事場に向かっていると、高速道路の分岐点の渋滞にハマります。

「まいったな…」と思いながら、渋滞の最後尾につけた西野が、ふとバックミラーを見ると、後ろからワゴン車が猛スピードでコチラに向かってくるではありませんか。

慌ててクラクションを鳴らしましたが、どうやらワゴン車のドライバーさんは西野の車の上にある電光掲示板(渋滞情報)を見ているらしく、まったく気づきません。

隣のレーンに避難しようかと思いましたが、隣のレーンは車が猛スピード流れていやす。

そこに突っ込んでしまうと、それこそ、とんでもねー事故です。

仕方がないので、ブレーキを踏む準備と、サイドブレーキを上げる準備をして(玉突き事故にならないように)、80キロぐらいのスピードで後ろから突っ込んでくるワゴン車を受け止めることに決め、あとは神頼み。

ガチャンという物凄い音を立てて、ワゴン車が追突しました。

ぶつかってくることは事前に分かっていたので、ハンドルに頭をぶつけるようなことはありませんでしたが(1967年式の車にエアバックなどないぞ!)、後部座席はベッチャンコ。

僕が乗っていたのがたまたま古いアメ車で「使われていた鉄が固かったので助かった」と後で聞きました。
#追突してきたワゴン車のドライバーさんも無事でした
#あちらはエアバック付き
#よかったよかった

この時、「こちらに落ち度が無くても、死ぬときは死ぬんだな」と強く思いました。

僕の目標は「エンタメで世界を獲ること」なのですが、死んでしまっては、それは叶いません。

ものすごく当たり前の話ですが、目標を叶える為には大前提として、活動を止めてはいけないんですね。

そう思うようになってから、車の運転を辞めました。

車を運転する以上、「被害者」になるリスクも、「加害者」になるリスクもあるからです。

たった『電車通勤』に変えるだけで、そのリスクが回避できるのであれば、そうすべきだと。

僕の活動が止まってしまうと、本当にたくさんの人に、そのシワ寄せがいってしまうので。

「死ぬ(活動が止まる)」ということを最初に意識したのはその時です。

 

300年続くエンターテイメント

あれやこれやと活動しているうちに、僕にも後輩ができて、彼らの「生活」のことも考えるようになりました。

サロンメンバーさんと業務提携をして進めているプロジェクトも増えてきて、サロンメンバーさんの「生活」のことも考えるようになりました。

極めつけは、「あげ足取り」に終始して刻一刻と貧しくなっていく日本の現状を見て、いつからからか「日本の未来」のことも考えるようになりました。

個展会場で子供達と触れ合う度に、「つまんない未来をこの子達に渡したくないな」と思うのです。

その頃から、「僕が手掛けるエンタメを、僕の命の終了と共に終わらせるのではなくて、とりあえず300年続けてみよう」と考えるようになりました。

車の事故から整理すると……

①なるべく死なないようにする。

②たとえ死んでも、エンタメが終わらないようにする。

という感じです。

僕が死んでもエンタメが終わらないように(面白いが次から次へと生まれるように)する為には、僕が死んだ後の収益源(制作費の出所)の確保や、僕が死んだ後のマーケティング(新規ファンを獲得し続ける仕組み)を、今のうちからやっておかなくちゃいけません。

そんなこんなで、現在、僕のメインの仕事は……

・圧倒的な作品を生む。

・死んだ後も回り続けるシステムの設計。

になっていて、他の人とはまったく違う仕事ができているので、これはこれで楽しい人生です。

 

洗剤、トイレットペーパーの次は……

僕が死んだ後の収益源(エンタメの制作費の出所)の確保と、僕が死んだ後の新規顧客を獲得し続ける仕組みを作るには、『生活インフラとのコラボ』が必要不可欠です。

 人間が生きていく上で必ず必要なアイテムを押さえて、その利益でエンタメを生み続ける。

そんな狙いもあって、洗剤やらトイレットペーパーの開発をおこなっております。

そして……

僕が次に狙っているのは『不動産』です。

具体的に言うと「マンション」です。

人が生きていく為には「住まい」は必要です。

というわけで、マンションを建てようと思います。

「マンションを建てるまでの物語」を販売して、その売り上げでマンションを建てて、マンションの利益は、絵本寄付に回します。

 

【こどもギフト】

https://salon.jp/child_gift

洗剤やトイレットペーパーの利益を絵本ギフトに回すように、マンションの利益も絵本ギフトに回しちゃう。

絵本の認知(新規ファン)を獲得し続ける方が、巡り巡って、大きな利益(エンタメの制作費の出所)になるので、たぶんそっちの方がいいと思います。

マンションの外観を(住人の方に迷惑がかからないように)「えんとつ町テイスト」にしておけば、マンションが集客装置になるので(※金沢とかベネチアみたいなノリです)、近隣にも利益をもたらすことができる。

「300年続くエンターテイメント」は強い想いだけて実現させようとするのではなく、キチンと『システム』から組んでいきます。

そんな感じで、さっそく土地(@川西市)を探しています。

美術館建設もありますし、来年は来年で、そこそこ忙しくなりそうです。

#川西の土地に詳しい人連絡ください

とにもかくにも、僕が死んでもエンタメが止まらない仕組みを作りに行きますので、どうか300年物語の序盤を一緒に見届けてください。

現場からは以上でーす。

 

【追伸】

サロン記事の感想を呟かれる際は、文章の最後に『salon.jp/nishino』を付けて《本垢》で呟いていただけると、西野がネコのようになつく場合があります。

【※企業様向け】映画『えんとつ町のプペル』のチケット協賛はコチラから↓

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSemTsUULLSQV_DqIoM2FUI48MTprtzLahVsAhNat9A9yuvz8Q/viewform?

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