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ブロードウェイ戦の3つのドレスコード

2023.12.14 / 西野亮廣エンタメ研究所



おはようございます。
イーロンマスクよりも働く男・キングコング西野です。

さて。
今日は『ブロードウェイ戦の3つのドレスコード』というテーマでお話したいと思います。

さっそく本題です。
 
 

1つ目の壁『作品』
 

日本人がニューヨーク・ブロードウェイの中枢に入り込むには、言語の壁や文化の壁以外にも、厳しいハードルが3つありまして、現地(ニューヨーク)の人間ですら、99%が、ここを突破できずにいます。

自分達でお金を集めて、自分達のファンを集めておこなう「自主公演」ならば、明日にでもやれますが(※昔やったよ→ https://www.youtube.com/watch?v=vUe62WiQTdI)、「トニー賞を狙う!」といったブロードウェイの文脈で戦うには、現地の『投資家』の存在は無視できません。

言ってしまえば、“ブロードウェイ村の人達を儲けさせなきゃいけない”んです。

投資家にお金を出してもらうには、投資家に「この作品なら、予算を回収できる」と思ってもらう必要があって、それには泣いても笑っても『作品』の力が必要です。

そんな力を持つ作品をサクッと作れるハズがなく、『えんとつ町のプペル』がそこにリーチをかけているのは奇跡的な話で、僕自身、このチャンスを逃すと向こう10年は無い(というか次のチャンスは一生巡ってこない)と思っています。

先日、ブロードウェイのスタッフが「『えんとつ町のプペル』は鬱病になろうとも絶対に手を離しちゃけない船だ」と言っていたのですが、それは重々承知していて、これが「2つ目の壁」の話に繋がります。
 
 

2つ目の壁『クリエイター』
 

2つ目の壁は「クリエイター」です。

作品を作るだけであれば、気心が知れたスタッフを集めればいいのですが、ブロードウェイの投資家が見るのは「どんな作品か?」と「誰が参加している作品か?」の2つで、投資家の心の扉を開くには、この2つの『鍵』が必要です。
#英語みたいな言い回し

リーディング公演(本読み&プレゼン公演)はニューヨークの各地で毎日のようにおこなわれているのですが、ブロードウェイで影響力を持つクリエイターが参加していない作品には、「投資が集まらない」どころか、投資家が集まりません。

観に来てもらえないので、そもそもブロードウェイ戦が始まらず、ただただ身内でワイワイやっているだけとなります。

なので、「ブロードウェイで影響力を持つクリエイターをチームに招き入れる」という作業が必要で、これには『作品』と『人』が必要になってきます。

僕らの場合でいうと『えんとつ町のプペル』と『西野亮廣』です。

この1ヶ月でニューヨークには二度ほど足を運びましたが、滞在中のスケジュールは全て、『えんとつ町のプペル』と『西野亮廣』の売り込み。
今回はここがバチコン!と決まって、ブロードウェイで大きな影響力を持つトップクリエイターからラブコールをいただいているのが今です。

ただ、これだけではブロードウェイ戦は、まだ戦えません。
越えなければいけない「3つ目の壁」があるんですわ。
 
 

3つ目の壁『お金』
 

これは、オンラインサロンでも、Voicyでも、お話しますが、ブロードウェイ(の本流)で戦おうと思ったら、「お金」が必要なんです。

投資家を引っ張ってこれるほどのクリエイターは決して安くなく(ここも世界トップレベル)、言ってしまったら、お金が用意できなければ戦うことすらできないんです。

現地の人間も、ここで99%が脱落してしまいます。
ブロードウェイの玄関口で「お金、どれぐらい持ってます?」と聞かれちゃうんですね。

「資金力がドレスコード」という血も涙もない世界です。

…という現実を目の当たりにして、色々と考えてみました。

実はアメリカのビザを取ったあたりから、「グリーンカードを取得してアメリカに住む」という選択肢はチラついていたのですが(その方が現地の人と交流もとれるし)、ただ一方で、「お金が用意できないから挑戦できずにいる現地のクリエイター」も山ほど見ていて、「日本で稼いで、アメリカで使う」というのは、タイミングとしては最悪(※大円安時代)だけど、挑戦を続けられる体制であることは間違いない。

勢いでアメリカ移住を決めてしまうのではなく、「現在のスタイルが意外といいんじゃないか説」です。

「日本でたくさんのお金を作ることができる」というのはブロードウェイでも圧倒的なアドバンテージで、これはこれでキチンと使おうと思いました…という御報告です。

なので、「アメリカに引っ越しちゃうと、『毎週キングコング』が終わっちゃうんじゃないの?」という心配は無用です。
 
 

まとめ
 

乱暴な挑戦はせず、自分の武器や自分がおかれている環境を確認し、丁寧に挑戦していこうと思います。

1月のプレゼン公演の赤字は現在『5472万8083円』(※支出がちょっと増えた)。
これも丁寧に丁寧に潰していこうと思います。

一生に一度見られるかどうかの挑戦なので、最後まで見届けてください。

やってやるぞ🔥

現場からは以上です。

【追伸①】
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宜しくお願いいたします。

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