短編アニメ『ボトル・ジョージ』の制作過程の共有

投稿日:2023.04.03 / 西野亮廣エンタメ研究所

※この記事の内容は外部に発信していただいて大丈夫です。


 
 
おはようございます。
「せやろがいおじさん」のことを「せやろがい師匠」と呼んでいる唯一の日本人のキングコング西野亮廣です。
 
さて。
今日は「短編アニメ『ボトル・ジョージ』の制作過程の共有」をさせていただきたいと思います。
 
 

来る日も来る日も…
 

4月19日に発売となる最新刊『夢と金』(幻冬舎)を無事に書き終え、今は次回作の制作に時間を捧げています。
 
現在制作中の作品は…

・長編アニメ『映画 えんとつ町のプペル』 
・ミュージカル『えんとつ町のプペル(@NY)』 
・ミュージカル『えんとつ町のプペル(2025)』 
・舞台『テイラー・バートン』 
そして、
・短編アニメ『ボトル・ジョージ』
 
…の5本です。
 
そんな中、昨日は短編アニメ『ボトル・ジョージ』の【立体キャラクターチェック】がありました。
 
西野が描いた糞ヘタクソなラフスケッチ(キャラクター)を、トンコハウスチームが1000倍素敵に描き直してくださり(※この過程で主人公のジョージが毛虫になった)、そのイラストを元に造形作家さんが粘土でコネコネして(#言い方よ)、立体にしてくださったのです。
 
そんなこんなで昨日は、トンコハウスとドワーフとCHIMNEY TOWNのスタッフが集まり、堤監督を中心に
「キャー!素敵ー!」
「もっとアゴを削った方がいいかも」
「鼻を低くした方がいいかも」
「ん? こうやって見てみると、チャコ(女の子)の首がチョット長い?」
「このネコ、ムカつく顔してるなー(笑)」
とか何とか言いながら、その場で、キャラクターの形を更に整えたりしました。
 
オンラインサロンで初めて『ボトル・ジョージ』の話をしたのは、たしか2019年。
この間に堤さんや僕の映画公開があったり、コロナがあったり、スッタモンダありまして、ようやく『ボトル・ジョージ』の立体キャラクターが生まれたんです。
 
『ヤル気』だけでは前に進められないこともあって(※あとで説明します)、あらためて「作品を生み出すのは時間がかかるなぁ」と思います。
 
仕事が終わって家に帰ってからは、つい10日前に観たばかりの『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(Netflix)をもう一度観ました。
『ボトル・ジョージ』の造形作家さんも参加されたストップモーションアニメの名作です。
 
映像があまりにも綺麗だったので、「他に、どんなスタッフさんが参加されているのだろう?」と制作の裏側を調べてみると、飛び込んできたのは『製作期間15年』の文字。
 
なんと、この作品の企画を発表したのは2008年だったそうです。
 
モノ作りが最初から最後まで上手くいくハズなんて無くて、きっと『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』も、その15年の間に何度も絶望を迎えたことでしょう。
我慢の時間帯もあっただろうし、製作費の問題などで、企画が頓挫する危機もあったハズ。
 
「この作品は、このチームはそれらを乗り越えてきたんだなぁ」と背筋が伸びました。
覚悟が決まっている仕事には、いつも元気をいただきます。
 
今日は僕からも少しだけそんな話をさせていただきます。
 
 

待つことを決めた日
 

堤監督と出会い、「なんか一緒に作りましょう」と約束したのが2019年の夏。
そこから『ボトル・ジョージ』という物語を描いて、トンコハウスさんに共有させていただいたのが2020年の年明けぐらい?
 
すぐに製作をスタートさせましたが、まもなくコロナがやってきて、予定していたスケジュールがズレ始めました。
『映画 えんとつ町のプペル』の製作は佳境に入り、堤監督も『ONI ~神々山のおなり~』の製作に追われ始めました。
 
ある時、堤監督から「『ONI』の製作スケジュールが予定よりも押してしまって…『ボトル・ジョージ』に時間を割けなくなってきました。すっごくやりたいですけど、これ以上、お待たせするのもさすがに申し訳なくて…」という話がありました。
 
そして僕は、堤監督が『ONI』に人生を懸けていたことは知っていたので、僕らのことは気にせず『ONI』に全力を注いで欲しいと思いました。
 
同時に、堤さんの「(ボトル・ジョージを)すっごくやりたいんですけど…」が社交辞令じゃないことも分かっていたので、「待ちます。いろんなことが落ち着くまで」とお返事しました。
 
「そこまで仕上げていた資料をCHIMNEY TOWNが買い取って、他所でやる」という選択肢もあったのですが、『ボトル・ジョージ』は堤さんと始めた企画なので、他の人とやって、たとえ成功したとしても…なんか退屈そう。
 
そんなこんなで実は短編アニメ『ボトル・ジョージ』は制作が中断している期間が1年~1年半ぐらいあったんです。
最近『ボトル・ジョージ』の話題が増えたのは、制作が“再開”したからなのでした。
 
昨日、ようやく立体になったキャラクターを見て、「待って良かったな」と思いました。
 
サロンメンバーの中には、「ビジネス」や「子育て」をされている方が多いように思います。
長いこと活動していると、様々な事情から停滞する時間帯もあるじゃないですか?
#僕はよくあります
 
その時、前に進んでいる人達を見ると、ちょっと焦ったりすることもあると思うのですが、僕の経験上「待ったこと」がポジティブな方向に転んだことは案外少なくありません。
 
待機を余儀なくされる時は、「まぁ、こういう時期か」とカラッと受け止めて、(月並みなアドバイスで申し訳ないですが…)その間にやれることを淡々とやるのがイイかもしれません。
 
そんなこんなで『ボトル・ジョージ』の第2ラウンドが進行中です。
 
現場からは以上です。
 
#ちなみにボトル・ジョージに出てくるフテブテしい猫の名前は
 
#ベル
 
【追伸】
 
https://salon.jp/nishino」を付けて今日の記事の感想を呟いていただけたら、西野がエゴサーチで見つけ出してニヤニヤします。
宜しくお願いいたします。
 
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