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アフターコロナシフト

2022.07.09 / 西野亮廣エンタメ研究所

おはようございます。
最近は友人を集めてInstagramの魅力を熱弁しているキングコング西野です。 
#ちなみに今は2022年です

おはようございます。
『アフターコロナシフト』というテーマについてお話ししたいと思います。

 

「ウイルス」と「話題」


新型コロナの新規感染者が増加傾向にあるようで、昨日の東京では「8777人」の感染が確認されています。
#第7波が到来

一度目の緊急事態宣言の時の東京の新規感染者数が「87人」だったので、単純計算で、約100倍です。

この驚異的な数字を受けて、東京がゴーストタウン化しているかというと、全然そんなことはありません。

影響を受けているのは「学校」に通っている子供達だけで、(屋外でマスクをしている人が大量発生しているものの)街中はすっかり活気を取り戻しています。

ちなみに、去年12月のニューヨークは劇場に入る際に『ワクチンパスポート』か『陰性証明書』の提示が義務付けられていましたが、先月のニューヨークでは、その制度は撤廃されていました。

ちなみに、先々月に行った(ミュンヘン)のビアガーデンは、コロナのことを忘れたとしか思えないほどの盛り上りで、皆、大声で歌いながら、ビールジョッキを傾けていました。

東京でも、ニューヨークでも、ドイツでも、感染者数がゼロになったわけではなく、むしろ増えていたりするのですが、どっこい、コロナによる打撃は軽くなっています。
場所によっては「揺り戻し」が起きていて、コロナ前よりも盛り上がっていたり。

「コロナは『パンデミック』ではなく、『インフォデミック』だ」と、よく言われましたが、(今さらですが…)どうやらコロナというのは「ウイルスの流行」と「話題の流行」という二つの流行で構成されているようで、今、東京の街中で起きていることを言語化すると、「“コロナウイルス”は流行っているけど、“コロナの話題”は飽きた」といったところ。

【※インフォデミック】=大量の情報が氾濫するなかで、不正確な情報や誤った情報が急速に拡散し、社会に影響を及ぼすこと。

感染者数が第一波の頃から100倍に増えているというのに街が盛り上がっているところを見ると、「ウイルス」よりも「話題」の方が影響力が大きかったことが伺えます。

そして、地方は、まだ「話題」が残っていて、コロナに飽きていないので、戻りが遅れている。

『アフターコロナ』というのは「流行ってるけど、飽きた」という状態のことで、『飽き』と「いつまでも言ってたってしかないじゃん」という『割り切り』が、都会から同心円状に広がっていっているのが今です。

 

「コロナ脳」に潰される


「終息は時間の問題」と言いたいところですが、個人的には、こと日本に関しては「『コロナ脳』がしぶとく生き残る」と見ています。

ここは結構複雑な問題で、キッカケは確かに「コロナ」なのですが、それとは別軸で、“社会から疎外されている人”の「自分の主張を通したい(認めさせたい)」という動機は確実にありそうです。

その時、社会と上手く接続できている人を引きずりおろす武器として、「コロナなのに!」という大義名分はかなり使えるので、テロのように使ってくると見ています。
#日本ってそういう国じゃん

ここから僕らがやらなきゃいけないことは「コロナ脳と距離をとる」という作業で、「情報をコロナ脳まで届けない」がメチャクチャ大事になってきます。

たとえば「オンラインサロン内で(あるいは鍵アカ内で)呼び掛ける」といった方法で。
#オープンに呼び掛けない
#たとえばね

オフラインで集まった時に当たり前のように撮っている「画像」や「動画」も、(撮っちゃダメなわけじゃないけど)気をつけて撮った方がいいと思います。

国が決めたルールには従うべきだと思いますが、『コロナ脳』のルールには従う必要はありません。

コロナ脳の動機が「憂さ晴らし」である以上は、コロナ脳と議論をしてはいけません。
議論ではなく、距離をとることが正解です。

オフラインが再び動き始めた今、「いかに『コロナ脳』と距離をとりながら、サービスを進めていくか?」というのが重要なテーマになってくると思います。
#アフターコロナシフト

現場からは以上です。

【追伸】

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宜しくお願いいたします。

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